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底本は端坊旧蔵永正本とし、対校本として蓮如本(西本願寺蔵)を用いた。 |
(2) |
漢字についてはすべて新字体に改め、カタカナはひらがなに改めた。 |
(3) |
仮名遣いは、底本の表記に基づいた。 |
(4) |
濁点・句読点・括弧を適宜補い、読みやすさを考えて適宜改行した。 |
(5) |
連音符は、仮名の連記に改めた。
(例 「るゝ」→「るる」、「たゝ」→「ただ」、「よく/\」→「よくよく」等)
ただし、漢字一字のおどり字「々」は残した(例 「云々」等) |
(6) |
漢文部分については、白文で示し、訓点に基づく延べ書きを【 】で示した。 |
(7) |
底本の割註は[ ]で示した。 |
(8) |
底本の右訓は当該文字の後に《 》で示し、左訓は註に示した。 |
(9) |
蓮如本との校異については、特に必要なもののみを掲げ、表記に関する次のようなものは特に掲げなかった。
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「う」と「ふ」
(例:底本「まうす」=蓮如本「まふす」、底本「かんがふる」=蓮如本「かんがうる」)
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「い」と「ひ」
(例 底本「まいる」=蓮如本「まひる」) |
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「ふ」と「う」
(例 底本「さふらふ」=蓮如本「さふらう」) |
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「を」と「お」
(例 底本「をこる」=蓮如本「おこる」、底本「をよぶ」=蓮如本「およぶ」、底本「をそる」=蓮如本「おそる」、底本「さしをく」=蓮如本「さしおく」、「をきて(をきい)」=蓮如本「おきて(おいて)」、「をのをの」=蓮如本「おのおの」、「をもむき」=蓮如本「おもむき」、「をろそか」=蓮如本「おろそか」、「をさへて」=蓮如本「おさへて」、「をとる」=蓮如本「おとる」) |
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「え」「ゑ」と「へ」
(例 底本「おぼえ」=蓮如本「おぼへ」、底本「きこゑ」=蓮如本「きこへ」)
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(10) |
底本中の「迴」は、蓮如本ではすべて「廻」とするが、特に注はしなかった。 |
(11) |
東本願寺出版の『真宗聖典』に収める「歎異抄」において、特に改めているものについては特に注記した。 |