重要文化財
員数  2冊
材質  紙本墨書
形状  粘葉装
法量  各縦28.0×横15.9
時代  日本・平安時代(承安元=1171)


 
解説
 空海の遺文を集めた書簡集。全72編。編者・成立年は未詳。内容は、空海が唐から請来した密教経論の複写や仏法流布への援助、紙や筆の所望などで、空海の思想が窺える。奥書から平安後期の勧修寺理趣院範杲の書写で、朱印記から高山寺旧蔵であることがわかる。本品は現存最古の写本。