重要文化財
員数  1帖
材質  紙本墨拓
形状  法帖
法量  縦38.6×横18.5
時代  中国・唐時代(貞観5=631:原碑亡佚)


解説
 隋・唐代に流行した三階教の高僧である長安の化度寺の僧禅師(543〜631)の舎利塔の拓本。この碑の拓本は、宋代に数種の摸刻本が作られており、本品は、その宋拓本の一つとみられるもの。帖の首尾には鑑蔵印をはじめ、文人諸家の題辞・跋文が無数に加えられており、碑拓の鑑賞と伝来の様子を窺い知ることができる。