員数  1冊
材質  紙本墨書
形状  粘葉装
法量  縦25.6×横16.7
時代  日本・鎌倉時代


解説
 空海(774〜835)が仏門に入った理由を記したという書。延暦16年(797)、空海24歳の時の成立といわれてきた。構成は、巻上「序文」「亀毛先生論」、巻中「虚亡隠士論」、巻下「仮名乞児論」の三巻、各論で仏教・儒教・道教を対比し、仏教の優位を述べる。空海の事績や思想的根拠が窺える。