員数  1領
材質  竹製縁錦貼
法量  縦31.2×横35.5
時代  日本・平安時代(12世紀)


解説
 平安時代後期の神護寺経を包んだ経帙。細い竹を色糸で簀に編んだものを芯とし、その表裏や縁に錦などを貼り四隅には金銅の蝶形金具を付け、紐を付ける。優美なもので平安貴族の美意識を反映した品といえよう。なお久安5年(1149)の墨書をもつものがある。